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第42回 兵庫県連合心理療育キャンプ

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総勢100名で過ごした3泊4日。

16組の親子に加え、その兄弟姉妹や担当の先生や指導者、スタッフなどなど。

食事もとても美味しい。きざみやペースト食にも対応してくれる。

常に色んな人が声をかけてくれ、遊んでくれる。

そして様子をよく観察し、その子の伸びしろを探してくれ、そこを伸ばそうと取り組む。

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強引に伸ばそうとせず、本人に気持ちが良いと感じる場所を根気強く探していく。

ぐずったから”じゃぁやめよう”ではなく、なぜぐずるのかを考えていく作業。

とても根本的なことかもしれないけれど、難しい。というか、根気がいる。

最初は「あーちゃん!」”おばあちゃん!”と自分ペースに引き込もうとしていたこうせいも、しっくりくる場所にはまると、リラックスして体を伸ばし始める。

他人の力を借りながら、でも自発的に。

それが「動作法」だという。

何も肢体不自由児に限ったものではなく、自閉症だったり、色んな子供にも有効だとか。というか、私たちだって気持ちよかった。人とするストレッチといった感覚。

柔軟体操でも一人でやるより、人に少しだけ背中を押してもらうとすーっと曲がったりするでしょ。あんな感じ。

そんな50分を一日4回ぐらいこなしていく。

基本、子供は担当の先生と。親は親同士。

時間で動かないといけない集団生活は合宿感覚でハードだったけど、やっぱり面白かった。

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阪神や姫路の話を聞けたり、寄宿舎生活の良さを聞けたり。すごくいいから、こちらに転校しておいで~と言われたり。

そうやって話す中で改めて、自分の方向性を考えるし、私は加古川が好きだなと思った。

おくれてるところもいっぱいあるんだろうけど、それならそこを変えていくことに力を注ぎたいなと思った。

色んな人の話を聞くと、そちらに重心が傾くけれど なんだかぐらぐらすることがある。もう一度自分の中で咀嚼して消化できたら、自分の軸が見えてくる。

そうやってぐらぐら傾きながら、戻るたび軸がしっかりしてくる気がする。

今回の講義の中で何度も聞いた話。先生が言われてたのは体のことだったけれど、心も同じかもね。そしてそれは”動作法”って名前をつけるまでもなく、普通のことのような気もするけれど。

でも普通のことほど、分からなくなったり見えなくなったりしがち。

3泊4日という非日常な経験がいいリセットになりました。

当日お世話になった方々はもちろん、それまでに周到な準備をしてくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。120802a_085036

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