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新企画

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研修部の役員会によく参加してくれるお父さんが一人いる。

仕事が空いてるときは夫婦で子供の送迎に来てる。そのついでに一緒に参加してくれる。

今年度初の研修会は「父親として、教師として」というタイトルで、障害のある息子を持つ学校の先生がお話してくれた。そこにも参加してくれた。

私の知る限り、研修会にお父さんが来たのは初めてじゃないだろうか?

”すごーい!”わけでも”えらーい!!”わけでもなく、父親の話に興味があったと言う。

そして他のお父さんたちはどのように感じ、考えているのだろうか?と。

確かに・・・母親は他のお母さんの話を聞く機会が多い。子供に障害があると分かってから今まで、何度となくそんな話を聞いたり言ったりしてきただろう。

そんな付き合いはめんどくさくても、その中で色々折り合いをつけていく。

うちだけじゃないんだ・・・とか、そんな大変なこともあるんだぁ、とか。

育休明けて、仕事に戻ったとき「3歳だったら走り回って大変でしょう」と言われて戸惑ったことがあった。「いや、うちの子は・・・」ってそこから会話が始まる。浸透するまではめんどくさい。「あっ・・・ごめんなさい」と言われるのもめんどくさい。

お父さんはどうしてるんだろう?

子供が大きくなるにつれ、母は強くなりエキスパートになっていく。父親は疑問に思っても口に出せなくなる。毎日、子供の介護にがんばっている奥さんに遠慮して。

そうしてお父さんは、いろんなことを飲み込んでいく。多くの場合はね。

そんなお父さん達がつぶやける場は無いかなぁって話になった。

学校のお祭りや表現会で出て行く機会はあるけれど、親同士が交流することはない。なにか参加しやすい企画・・・

ってなったら飲み会でしょ☆

いやでも、知らない者同士が集まって飲んでも話にならないんじゃない?って意見はもちろん出た。

そりゃ、当たり前。

最初っから話が弾むわけもない。し、苦労話のしあいっこもしんどい。

まぁまぁ、特にお題も決めず”懇親会”ってことで。子連れで行ける飲み会もなかなか無いしさ。

文書作成からお店のリサーチ、手配まで・・・そのお父さんが筆頭になって頑張ってくれた。

そうしていざ皆さんにお知らせすると反応はそれは、それは・・・

高いだの、遠いだの、何で夜なん?だの・・・。で、参加者はほとんど無し。

まぁまぁこれも想定内。

ってか、その反応はみんなお母さんたちのもの。果たしてこの企画はお父さんの元へ届いたんだろうか?

「そんなん、うちのだんな喋るの苦手やし、行かへんと思うわぁー」

ほら、ここでもお父さん置き去り。まぁ、私も役員じゃなかったら言ってそうだけどね。

まぁ、そんなこんなの初企画☆明日が楽しみです。

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