第43回 兵庫県連合心理療育キャンプ
県内の肢体不自由児を対象に行われる3泊4日の連キャン。
うちの学校からは唯一の参加なので、とても熱心みたいに言われるけれど・・・決してそんなわけではなく、乗っかれる企画には全部乗っておきたいだけ。
自分で企画するのは大変だし、なかなか肢体不自由児向けのイベントって無いし。
そんな感じだから、目標とか何も考えて無い・・・。
それでも大丈夫。班の指導役の先生(この方が男前だった♪)が、「普段の生活で困っていることはないですか?」と聞いてくださった。
こうちゃんは多分もっと出来ることがあると思う。けど、わざわざしんどい体を使わなくても、一言二言で人が動いてくれるということをよく分かってる。
それはそれで、生きていく力がものすごくあるということなんだけど・・・。まぁ、でももっと自分で動けたり、言葉数が増えれば ますます世界は広がるんじゃないかしら?
そんなことを話すと、課題を決めてくださった。そして連キャンstart☆
硬い股関節や足首を緩める訓練。を、担当の先生と一対一で一時間弱4セットぐらいを一日で行う。その間、親は別室で講義&実技。こどもたちが先生とやってることを自分達でも体感しあう。力の入れ具合とか、声のかけかたでこんなに違うんだぁーって、実感したりする。
実感って大事☆
自分でしてもらって、とても気持ちよかったから、こうちゃんにもしてみよう!って思える。訓練ってこの子のために私も頑張らなきゃっ!って言うのが強くて、しんどくて続かない。
続かないことに自己嫌悪に陥ったりする。そして自己弁護。
でも、これだけたくさんの人が我が子に関わってくれて、数日寝食を共にすると何か自分の中で変わったりする。
最後の夜は夕べの集いがある。今年は珍獣ハンターいもとが来場!?
こどもたちは訓練の成果を出し物で発表したり・・・
兄弟姉妹の出し物に、保護者のダンス、そして指導係りの先生たちの出し物・・・訓練の合間にそれぞれ練習したパフォーマンスを披露☆
みんなそれぞれが一生懸命で、笑いながら感動する。
キャンドルサービス。
同年代の子は当たり前に体験しているのかもしれないけれど、なかなか体験しにくいのよね。だから別に無くても全然何も思わなかったけれど・・・。
一度体験すると感動した。
たくさんのスタッフが支えてくださって実現してるキャンドルサービス。灯をじっと見つめるこうちゃん。それを離れて観察できる私。毎回、ありがたくて、うれしくて泣きそうになる。
今年もいい体験が出来たな。
何か気付くことが多かった気がするな。。。
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コメント
連合キャンプお疲れ様でした。1週間経った今も楽しかった雰囲気の中に、まだまだ浸っています。こうちゃんとの出会いは、新しい発見と、気づきのある貴重なキャンプでした。タオルのキャッチボールは、動作訓練が進むにつれ上手になっていったことが、嬉しくて、心の中で「いいぞ!こうちゃん!!」と叫んでいました。めっちゃ楽しかったです。暑い日がこれからも続きますが、身体に気をつけて乗り切って下さいね。
投稿: 赤い糸 | 2013年8月10日 (土) 22時49分
赤い糸さま☆
お世話になり、ありがとうございました!
色んな人と積極的に関わっていき、心身共にぐんぐん成長しているこうせいに私も刺激を受けます。
ともすればマンネリになりがちな親子の関係ですが、ああやって、たくさんの人に出会い、関わっていただくことで我が子を、そして自分も客観的に見ることができ、一年に一回のとても良い機会になっています。。。
楽しく充実した四日間をありがとうございました♪
投稿: いなほ | 2013年8月12日 (月) 09時20分