道の駅で
こうせいの車いすをセッティングしていると、杖をついたおじいちゃんが話しかけてきた。
おじいちゃんが大好きなこうせいはすかさず「あっ!」と握手を求める。
おじいちゃんは「体が悪いと大変やなぁ」と言った。
シベリアで大きな木を切っていて、それが自分の上に倒れてきて、体が不自由になったんだそう。
13歳で志願兵になり、18歳でその事故にあった。
「かっかになれると思とった!」
かっか?閣下?
って聞くと、優秀だったんだという。その年でその経歴、県で一人だと。
でも、何が起こるかわからん。
戦争も負けてしもたし、と。
「それだけ必死で頑張って、何もろたかわかるか?」
うーん・・・勲章?
「負けたのに勲章もらえるわけがない。銀杯や。あれだけやって、こんなのが一つ。でも、それで年に一回お酒を飲むんや。」
「なぁ、ぼく、がんばろな。」とおじいちゃんは去っていった。
うーん、なんだろ。この感じ。
もう若い、という年齢ではない私だけど、戦争のことなんか全然知らなくて。いや、おじいちゃんおばあちゃんから話は聞いてるけど、今が平和すぎて理解がしにくい。
本の中の話のような気がしてしまう。
今の便利で平和な世の中はほんとにありがたいけれど、さっきのおじいちゃんの話は忘れちゃいけないよなって思った。
杖をついて、足をひきずってたおじいちゃん。
そのバックグラウンドには、そんな物語があったんだね。
こうせいといると、こうやって色んな人に出会える。
そうして色々考えさせられる。
海辺でみんながまったりくつろいでる平和な光景。
それはほんとにありがたくて、素晴らしいものなんだなぁ〜。
ただ、ただ感謝☆
k
| 固定リンク
「おでかけ」カテゴリの記事
- 結婚記念日(2023.02.20)
- 刺激ランチⅡ(2023.02.18)
- 刺激ランチ(2023.02.17)
- 2022/10/22(2022.10.22)
- おもてなし研修終了(2022.09.19)
コメント