運動会なんて、10年振りぐらい?
養護学校に入学した頃、それぞれの子どもたちの特性に合わせた競技をさせてもらい、本当に感動してた。
が、いつのまにかその運動会も無くなった。
いや、統合された。というのが正しいんだろうけど。
まぁ、大人の事情で形が変わったのだ。
仕方ない。
肢体不自由の子どもに運動会。というのがそもそも厳しかったりするんだろう。って、自分を納得させるしかなかった。
そんな折、いつもお世話になってる児童デイの運動会が開催されるという話。
連絡帳に競技の練習をしましたっていつも書いてある。
こうせい以外はみんな走れたり、理解力高かったりする。そんな中で、こうせいはどうやって参加してるんだろ・・・
ドキドキしながら運動会を見に行く。
大玉おくりに綱引き、ダンス。全部立って参加してた。
だからみんなとの距離も近いし、出来ることも増える。
車椅子って道具を使わないということは本人の努力はもちろん、周りの努力もかなり要る。私自身、そういう経験をいっぱいさせたいし、そのために訓練をしてるんだと思ってる。
親はね、出来るよ、そりゃ。
思いがあるから。
それを、周りの方がしてくださるっていうのは・・・
ほんとありがたい。
何も言ってないのに、してくださるっていうのは、多分同じように思ってるからなのかな。
ダンスだって、車椅子に乗ってても出来る。でも、無いほうがみんなとの距離も近くなるし、目線も同じ。親のエゴかな、と思いつつも楽しそうに、最後まで張り切ってる姿を見て、泣きそうになった。
ずっと立ってることはきっとしんどい。そしてそれをずっと支えてる大人もかなりしんどい。
でも、ずっとやらせてくれるんだなぁー。
優勝したから、メダルをチーム一人ひとりにかけてもらってた。
なんか、こんな丁寧に考え作ってもらえてること。
ほんとに嬉しかったよ。
こうせいと違い、動きすぎるぐらい激しい子がいっぱいいたな。そんな個性がぶつかりあう会場で笑顔いっぱいで寄り添ってくれるスタッフさんの姿がとても印象的でした。
なんか、すごくあったかいものをもらいました。
ありがとうございました。
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