2018年9月
2ヶ月振りのお稽古
お茶のお稽古でした。
今年の4月から月2回のお稽古。
やっと分かり始め、覚え始めたのけれど。夏休みを挟むと、びっくりするぐらい忘れていました。
マンツーマンで教えていただけます。
ので、出来なさが際立つ。
恥ずかしさや悔しさ、申し訳なさ。それらが身に染みます。
自分の不甲斐なさはもちろん、遠方からわざわざ時間を作って来ていただいてる先生に対するパフォーマンスの低さ。
出来ていない理由はいくらでも挙げられます。
が、そんなの知ったこっちゃないって話です。そこに立つなら、それなりの準備をしてこなきゃ。
さり気なく、それを示していただける教室の雰囲気が大好き。
上記のようなことは一言も言われないです。だから、こたえます。
今日もひしひしと学んだ。
明日も多分、そんな日。
今年はきっと勉強の年なんだな。
キャンセルの理由
二ヶ月前から楽しみにしていたお花のお稽古。
偶然の出会いから先生を紹介していただき、通うことになった。すごく楽しみにしてた。
初日。
まさかの警報発令!
昼からは持ち直しそうなお天気にもかかわらず、学校は臨時休校。
たちまち予定が狂う。
先方にキャンセルの連絡。
別に責められはしないけど、急きょキャンセルの理由が高3のこどもの学校が臨時休校になって、ほっとけないから。
・・・
・・・
こうせい、知ってたら、そりゃそうだ。って話だけど。
普通に考えたら、えっ!?だよね。
それは、受話器先で感じるよ。
だからって、障害児なので、一人にできないので・・・って詳しく言うのもなんかね。
なんか変な空気でキャンセル。
そう思ってたら、デイサービスが利用できますよと連絡いただける。おかげで数時間、自由な時間ができた。
もう一度連絡したら、お花に行ける。
けど、もうこれ以上説明を重ねるのはイヤだ。
結局、一緒にお花のお稽古に行くはずだった友人と束の間ランチ。
思いがけずお互い不満がたまってた。
ままならないこと。時間。振ってこられる重い話題。
どうでもいいねん!!!
毒づく。吐き出す。
誰とでもできることではない。できるから、と言って毎回したいものでもない。
たまらず、吐き出したこの日。
なーんかすっきり。多分お互い。
キャンセル理由なんて別に言わなくていい。
でも言える人には言っておいた方がすっきりするかも。
その匙加減がなにより大事なんだけれど。
訓練の意味
体が不自由だと動けるようにって訓練を紹介されたりする。
動けるのが普通だと思ってるから、親も前のめりで探すし。
赤ちゃん時代からずっと。
それは別に悪いことではない。
ただ、ある程度大きくなってから”何のために?”って思い出した。
自分で出来ることが増えた方が親も子も楽。
ほんとに?
親はそりゃ、絶対楽さ。
でも生まれた時からこれが普通のこうせい。親の介護の楽さのために、動け!歩け!と言われてもさ。自分で動かなくても、誰かが抱っこしてくれたらいいやん。
そんな彼が自分で歩きたい、やりたい!と主張し出したのはいつからだったかな。その方が面白いと思ったからなんだろう。
そこからPTもOTもぐんと意味を持ちだした。まぁ、それまでやってきたから、なんだけどね。
やる!やる!がすごい。
もう親はついていけない。そしたら周りと楽しくやってる。
親離れ。子離れ。
高3。やるな。
気づきがいっぱい
この夏休み、こうせいがあこうぱんで大きく成長したことがあるのです。
あこうぱんにいる中で、数少ない気がかりの一つが思いがけず解決しました。今まで何度かチャレンジしたけどムリだったのに、出来るときは急に来るんだなぁーって。
それはきっと色んな積み重ねのおかげなんだけど。
そりゃ、うれしいったら。
そんななか、ベビーセンター時代のお友達が来てくれました。産まれてしばらく、病院で過ごす赤ちゃんたちが暮らすのがNICU→ベビーセンター。
それぞれのお部屋以外に授乳室というところがあって。そこでカンガルーケアや母乳をあげたりするのです。そのお部屋でよく一緒になっていたのがこの親子。
手術続きで、トラブル続きでしんどかったとき、母から力強い言葉をもらった記憶があります。くたびれてる私と違って、おしゃれをしてるなーとはっとした記憶があります。
大きくなってからも、病院で何度か出会ったかな。
そのぐらいなので、久しぶりに女の子の顔を見ても誰か分らなかった。時の経過もあるけれど、私の記憶してる彼女よりずっと無表情だったから。
無表情で、ずっと厨房見てる。
どうしたんだろ。調子悪くなったのかな・・・そんな風に思ってた横で、パン太郎さんが「よしっ!おっちゃんがサンドイッチ作ったろ!」
するとちょびっと表情が動いて。
長い棒だったパンに切り込み入れて、マーガリン塗って、あんこを塗って。「これだけでも十分美味しいけど、ここに生クリームを入れたら…生クリーム大丈夫?」に微笑みながらうなずく彼女。
出来上がったサンドイッチをスタッフみわっちがラッピング。
「はい、どうぞ」って手渡された瞬間、かぶりつく女の子。
こんな光景、春の市でこうせいもやってたなー。
パン屋さんが出来ること。パンで人を笑顔にすること。
まこっさんんがいつも言ってることを目の当たり。
これね、パン屋さん誰でもできるんじゃないよ。一部始終見てて思った。
その人をよく見てるから、感じてるからできるんだろうなーって。パン屋さんの前に人であるから、なんだろうなー。
幸せな瞬間に立ち会えたな。
そう、瞬間。
もう女の子は歩きだし、みんな動き出してる。
この日は一週間キャンプで担当してくれた先生も来てくれたりして。
あこうぱんっていうところで、いろんな人が集って、ちょっとしたドラマが繰り広げられる。私はトレーを拭きながら眺めてるだけ。
改めて、ありがたいな。
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