2019年10月
大地
こうせいが小学生になった頃。
頻繁に入院してて。
その頃、同じ病棟に憧れていたお兄さんがいました。
車椅子やエレベーターのスイッチを上手に操り、あんな風になれたらいいなーって憧れていました。目標でした。
あれから10年ぐらい経ちました。
今日は彼のお通夜でした。
正式にはお別れの会。
懐かしい顔がいっぱい集まり、なんかワイワイ。笑顔が溢れてました。久しぶりー!元気?みたいな。
その母も私達の目標でした。
なかなかの濃いいキャラだけど、正義感強くてまっすぐで。
これ書きながら、テレビから流れるドラマも心拍が止まった場面だった。
私が今日見たのはフィクションじゃない。
散々頑張ってきたけど、今回は負けた と母が言った。楽になったと思うと言っていた。
22歳。
できるなら、これ以上見送りたくないと思う。
ここで私が出来ること
あこうぱんに通いだして5年目かな?
ここんとこ、ずっと思ってたことがあって。
でも口にするのもはばかられるしなーとか。
そんな風に思ってたけど、ふと口にしたくなった日がきた。だから直感のまま言ってみた。
「新しい仕事を教えてくれませんか?」
こうせいじゃなく、私ができること。
とはいえ、いつ来るか、何時に来るか、どれぐらいいるのかもわからない人に振れる仕事なんて、そうない。
わかってるよ。
でも、なんか言いたかった。
言って、無理と言われるなら、仕方ない。今のままでも全然楽しいので、次を目指さなくてもいい。今出来ることを丁寧にやっていけばいい。
結果ね。
心ときめく仕事を与えてもらえたのです。思ってもみなかった方向性だったけど。
心ときめくけど、技術が伴わないことは歴然!
でも、やりたい形は見える。
形にする力をつけなきゃな。
ずっと感じてきた思いがある。これを形にするんだ。伝わる形に。
任せてもらえたことが、しびれるぐらい嬉しい。
ありがとう、まこっさん。やるから。

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