2020年7月
取材再開
西播磨での仕事が動きだした。
西播磨の暮らしや結婚の良さを伝えるため、すてきな人や会社にインタビューして、フリーペーパーやSNSで紹介するという仕事。
研修を受けただけで、右も左もわからないままスタートして3年目。
もちろん戸惑いはあったけど、こんな私でいいと言ってくれるなら!と飛び込んだ。
私のよさは<はじめの一歩>をわりと簡単に踏み出せること。なんとかなるでしょ、と思ってる。知らないからこわくもない。
だから、やればやるほどこわくなってくるし、知れば知るほど無知さに落ち込んでいく。
年齢も気になる。20歳以上年下の人たちがバリバリ働いている業界でセンスとか言葉のチョイスとか古いんじゃないだろうか。
思いきって担当者に言ってみた。
「若い人の方が適任じゃないですか?いい人いたら、その方にお願いします。」
せっかくつかんだチャンスをみすみす逃すようなことはしたくなかったけど、もうこわくて。
すると彼女は
「あっ、土井さん病んでますね。早く戻って来て下さいね。」と一蹴。
ちょっと笑えた。
私、わりと真剣やったのに。
でもあしらってくれた彼女に感謝。
再開した取材は、今までにないぐらいの準備が自然とできて、原稿も早く仕上がった。
毎回こわいし、逃げ出したいけど、でもやっぱり好きだなーとも思った。
比べてもいいし、焦ってもいい。ただ、そればかりにとらわれないようにしなきゃなー。
一針一針刺す時間に
久しぶりに友達と会うことになった。
どうせなら、彼女が行きたがっていたこぎん刺し教室の日に合わせワークショップも体験してきた。
教室のお手伝いもよくしたし、現地の空気にもふれてきたし、糸も布もいろいろ持ってる。
好きだし、わくわくする。
はずなのに…
最初はすっごく億劫で。
一目も間違えないし、なかなか進まないし。家でひとりでやってたら早々に投げ出したかも。なんやかんや理由つけて。
でも、粛々とやってたらなんか楽しくなってきた。
図案も布の色も糸の素材感も、数ある中から選んだ、今の自分にしっくりくるもの。
だから少しかたちになってくるとうれしくなってくる。
億劫だった時間が癒しの時間に変わっていく感じが不思議だった。
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